2016年05月31日

風呂敷の歴史

風呂敷の歴史は非常に長く、それは布が生まれた縄文時代と同時です。
ですが、名称として同義の物は、奈良時代には既に使われていました。

これは正倉院蔵で収納専用に使用されたものです。
また、当時は衣包、平包などと一般的には呼ばれていました。

しかし室町時代の末期ごろ、風呂で平包を使用したことから、
風呂敷と呼ばれ始めたと考えられています。

しかし、これは残念ながら明確なものではありません。
当時、風呂でこれを使っていたのは大名が主でしたが、
時代が進み、江戸時代に公衆浴場が生まれると一般化します。

庶民の間で風呂道具や衣類等をそれに包み、持っていく文化が発生したのです。
その後、風呂敷はその便利さから商業等、多くの場面で使われる事になり、
道具や衣類等が包まれました。そして、現在に至るのです。

また、平包という言葉は風呂敷の包み方の一つとして、現在でも残り、使用されています。
さらに、最近では環境問題との関連で、利用していこうとする動きもあるようですね。
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2016年05月17日

風呂敷の伝統柄【麻型】

近年のエコブームとおしゃれな感覚が若い世代にも受け入れられたことで、
風呂敷のよさが見直されファッションの一部としても取り入れられています。

風呂敷の素材や色・柄も新しい感覚のものが多く見られます。
それと同時に昔から受け継がれてきた伝統柄も見直されています。

柄が持つ意味合いを理解し、TPOに合わせて使い分けながら
守り伝えていくことも大事です。

麻型は伝統柄の一つで、三角形が合わさった正六角形が繋がってできた文様です。

植物の麻の葉に似ていることから名が付けられました。
麻は丈夫で生命力が強く成長が早いことから、産着や子供の下着などに
文様は多く使われてきました。

若い方でも麻型の風呂敷を出産祝いに贈ったり、お祝いの品を
麻型の風呂敷に包んで訪問したりすると、きちんと意味がわかっているのだと
感心されるでしょう。

逆に、ファッションで自由に親しみ楽しむことは大いによいことですが、
冠婚葬祭や正式な場では、きちんと理解をしていることが望まれます。
posted by 風呂敷作法 at 14:44| Comment(0) | 風呂敷の取り扱い